じゅうだん会とは
じゅうだん会とは、山形銀行、筑波銀行、武蔵野銀行、八十二銀行、阿波銀行、宮崎銀行、琉球銀行がシステム共同化に関し合意したものです。
基幹系システムはもとより、できる限り広範囲のシステムを共同化対象とし、商品・サービス、事務処理手順の統一化も目指しています。
システム共同化によるメリットは次の3点です
- システム開発力の拡大とスピードアップ
- 人材の戦略的配置
- 共同化によるシステムコスト削減
グループの名称は日本列島を縦断する仲間という意味から「じゅうだん会」と命名しました。
1.じゅうだん会基本理念
本会は、会員が基幹系システムはもとより、できる限り広範囲のシステムを共同化し、効率的なシステム開発・運用を行うこと、さらに、商品・サービス、事務処理手順についても統一化を図り、より一層のシステム共同化効果をあげることを目的とします。
2.共同化の内容
(1)基本スキーム
- 八十二銀行のシステムをもとに、共同化システムとして必要とされる要件と各行の共通ニーズを組み込んだ共同版システムを八十二銀行が開発し、 各行は順次共同版システムへ移行しました。
- 八十二銀行は、ソフトウェアの使用権を日本アイ・ビー・エム㈱に許諾し、各行は日本アイ・ビー・エム㈱に各行システムへの適用を委託しています。
- システム開発案件の協議の場として「システム協議会」を設け開発案件を決定し、八十二銀行がそのシステム開発を担っています。
(2)共同化の範囲
八十二銀行が開発した(今後開発するものも含む)すべてのシステムを対象とし、出来る限り広範囲の共同化を目指します。
<具体的なシステム事例>
- 基幹系システム
- 融資系分散システム
- 情報系システム
- 営業店端末システム
(3)共同化によるメリット
- システム開発の拡大とスピードアップ
各行は実質的な開発力拡大により、商品・サービスの開発範囲の拡大や開発スピードアップが可能となることから、 多様化するお客様のニーズに迅速にお応えできます。 - 人材の戦略的配置
企画・開発を一行が担うことにより、システム要員のより戦略的な再配置が可能となり、経営資源の有効活用につながります。 - 共同化によるコスト削減
各行が、単独でシステム開発を継続していくことに比べ、本共同化スキームにより、システム投資・経費の削減を図っています。
じゅうだん会の歴史
- 1971年 4月
- 八十二銀行で総合オンラインシステムが稼働
- 1973年 1月
- 総合オンラインシステムを琉球銀行へ譲渡
- 1986年 3月
- 新総合オンラインシステムを八十二銀行と琉球銀行が共同開発することに合意
- 1989年 5月
- 八十二銀行で新総合オンラインシステムが稼働
- 1990年 5月
- 琉球銀行システム譲渡
- 1994年 5月
- 山形銀行システム稼働
- 1995年 1月
- 阿波銀行システム稼働
- 2000年 4月
- 「6行会」システム共同化に基本合意
- 2000年 5月
- 関東銀行(現:筑波銀行)システム稼働
- 2000年 7月
- 「6行会」への関東銀行加盟を契機に「じゅうだん会」に改称
- 2001年 1月
- 宮崎銀行システム稼働
- 2001年 4月
- 「じゅうだん会」システム共同化最終合意・八十二銀行で共同版システム開発着手
- 2001年 8月
- 長野市で「日本じゅうだん元気市」を開催(来場者数約3万人)
- 2002年 3月
- 共同版システム開発完了・八十二銀行で稼働
- 2002年 4月
- 武蔵野銀行が「じゅうだん会」へ参加
- 2004年 1月
- 阿波銀行で共同版システム稼働
- 2005年 1月
- 山形銀行で共同版システム稼働
- 2006年 1月
- 武蔵野銀行、琉球銀行で共同版システム稼働
- 2008年 1月
- 関東つくば銀行(現:筑波銀行)で共同版システム稼働
- 2010年 4月
- 「新融資支援システム(融資支援plus)」稼働(初の分散システム共同化)
- 2011年 1月
- 宮崎銀行で共同版システム稼働(全行が共同版システムへ移行)
- 2011年 4月
- じゅうだん会10周年
- 2019年 7月
- 「次期情報系システム(DWH・BI)」稼働(2件目の分散システム共同化)
- 2021年 4月
- じゅうだん会20周年
- 2021年 11月
- 「じゅうだん会ロゴマーク」制定